ICLS風景

ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コースは「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」をことを目標とした,医療従事者のための心肺蘇生トレーニングコースです。全世界共通の心肺蘇生ガイドラインに準拠しつつ,我が国の実情に沿った内容として日本救急医学会によって開発されました。2003年に事業が開始されて以来,全国で延べ40万人以上の方が受講されています。

当院でも2007年の開院以来,主に当院職員を対象として定期的にコースを開催しています。近年は年間10回程度開催しており,2021年2月には記念すべき第100回を迎えました。これは一般市中病院としては特筆すべき開催数です。

当院のICLSコースは,充実したインストラクターによって支えられています。現在50人以上のインストラクターが活躍していますが,その職種は医師・看護師だけでなく多岐に渡っています。これにより,受講生一人一人に寄り添った丁寧なコース運営が可能となっています。

ギャラリー

コースプログラム

以下は一例であり,実際のコースプログラムは変更されることがあります。

8:30〜8:45受講生集合
8:45〜9:0520分オリエンテーションと座学
9:10〜9:5545分BLS/AED
10:05〜10:5045分気道管理
11:00〜11:5050分モニター除細動
11:50〜12:40昼休憩
12:40〜13:0020分デモンストレーションと解説
13:00〜14:0060分VF/pulseless VT
14:10〜15:1060分PEA/Asystole
15:20〜16:2060分Mega-Code
16:30〜17:0030分実技試験・筆記試験
17:00〜17:15修了式

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